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専属エージェント契約のメリット・デメリットをわかりやすく解説!(吉本・芸能人)

吉本興業が新たに導入すると発表したことで「専属エージェント契約」について耳にすることが増えましたよね。

こちらの記事で専属エージェント契約の仕組みについてわかりやすくご紹介しました。

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続いて今回の記事では専属エージェント契約のメリット・デメリットについてわかりやすく解説いたします。



専属エージェント契約の簡単な説明

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専属エージェント契約とはひとことで言えば今まで事務所が担当していたマネジメント業務(営業やスケジュール管理など)を自分でやることと言えます。

専属エージェント契約

専属エージェント契約

・エージェントは契約をしたクライアントのために仕事や依頼を探し、金銭上の契約を取り付ける
・クライアントは契約が成立したら契約金のうちの何割かをギャラとして支払う
という対等な関係の契約形態。

エージェトは実質の営業活動を担当し、クライアント(タレント)は高いプロデュース力やコミュニケーション力が必要とされる。



専属エージェント契約のメリット

専属エージェント契約のメリットは大きく2つあります。
(※契約内容によりますが)

①働き方の自由度が上がる

②活躍の場を増やせる可能性がある

③収入が増える(可能性がある)

メリット①働き方の自由度が広がる

専属エージェント契約の場合はすべてを自分がやることが軸となり

・仕事を取ってくる
・その仕事にまつわる契約とりまとめ

エージェントが肩代わりしてくれるという捉え方になると言えます。

吉本興業の例でいえば、ある程度名が知れていればタレントに直接仕事の依頼があることもあるでしょうし、そういった場合に「事務所を通してください」という手間が省けますよね。

※「吉本興業所属芸人」をうたうのであれば少なからず吉本興業へギャラの取り分は発生すると思われますが(契約内容による)

一方、もし事務所に所属(専属マネジメント契約)をするということであれば

・営業
・契約
・スケジュール管理
・細かい雑務

などを事務所側の人間やってくれるということになります。

メリット②活躍の場を増やせる可能性がある

本人の能力次第なところはありますが

・企画力
・プロデュース力

があると、活躍の場をどんどん広げることができるようになります。

なぜなら自分のキャラや得意なことなどから新しい価値を生み出しプロデュースすることで、上手くいけば別ジャンルへの露出も図れるからです。

例えばキングコングの西野亮廣(にしのあきひろ)さんが良い例ですよね。

お笑いタレントとしてだけでなく、著書や絵本を出版したりイベントを主催するなど、多方面で才能を発揮されています。

これは本人が多才ということだけでなく、高いプロデュース力や企画力があってこそ成し遂げられていると言えます。

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引用:ゲーテ

これが「事務所所属のタレント」となると、事務所の中でのキャラ設定や他のタレントとのポジションの兼ね合いで制限がされてしまうことも少なくないでしょう。

そういった意味で、専属エージェント契約であれば、自分の頭で考え本当にやりたいことを具現化していくことも可能になってきます。

③収入が増える(可能性がある)

もしタレントが事務所に所属している場合は事務所が主体となり所属タレントにギャラを支払うことになりますよね。

一方、専属エージェント契約の場合は仕事を取ってきた分の手数料をタレントがエージェントに支払うという形になります。

それ以外の業務はエージェントはやらないわけですから、事務所に所属している時よりもタレントの取り分は増えます。

ただここで一点注意したいのは、スケジュール管理や細かい業務すべてを自分でやるのであれば良いですが、忙しいタレントであればあるほど自分ひとりで行うには限界があります。

そうなった時に誰かを雇ったり個人事務所を設立するとなればその人件費・経費がかかりますよね。

かなりの収入が見込めるタレントでなければ、もしかしたら収入自体は事務所に所属した時とさほど変わらない可能性もゼロではありません。

このあたりはタレントの市場価値やエージェントとの契約内容(仕事内容や手数料の額)によって変わります。



専属エージェント契約のデメリット

専属エージェント契約のデメリットは大きく1つ。

「自分会社の社長になる必要がある」ということでしょう。

事務所と専属エージェント契約を結んだ場合には自分一人で何役もこなせる必要があります。

以下に専属エージェント契約を結んで芸能活動をするとなった場合に必要と考えられる能力を挙げました。

・マネジメント力(スケジュール管理、取引先とのやりとりなど)
・器用さやマメさ(同時並行で物事を進める能力など)
・起業家精神(マネージャーにお願いすれば良いという甘えは通用しない)
・経理など最低限の知識

事務所に所属している場合には、ある意味タレントとして「芸を磨く」ことに専念していれば良いですよね。

ですが専属エージェント契約を結ぶ場合はスケジュールの管理はもちろん、ギャラや経費の管理など会社(個人事業主)として必要な雑務なども自分でやらなければならない場面が増えるはずです。

そういった意味で「自分会社の社長」という意識が必要になってきます。



結局事務所に所属するのと専属エージェント契約はどちらがいいの?

結論としては

・芸を磨く・仕事に集中したい
・その分ギャラの取り分が減ってもいい

と考えるならば事務所に所属(専属マネジメント契約)した方が良いでしょう。

・ある程度自分に市場価値がある(使いたいと思ってもらえる実力がある)
・ジャンル問わず色々なことにチャレンジしたい
・細かい作業や雑務が苦ではない(もしくは外注する資金力がある)

場合には専属エージェント契約の方が良いでしょう。

どちらが良いかは状況それぞれによるでしょう。

人によっては「雑務的なものは妻に任せられるから専属エージェント契約にすれば収入アップが図れる」という場合もありそうですよね。



まとめ

以上、専属エージェント契約のメリットデメリットをわかりやすくまとめました。

事務所に所属(マネジメント契約)か専属エージェント契約が良いのかはタレントの状況や得意不得意で大きく変わってきます。

突出した芸を持っていながら他のことも器用にこなせるマルチタレント的な人物であれば、専属エージェント契約をすることでさらに飛躍できそうですよね。

吉本興業の専属エージェント契約導入がどういう結果になるのか、引き続き動向を見守っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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