甲子園常連校・作新学院高校の1塁手や外野手が外野手グローブやファーストミットを使わずに、内野手グローブを使っている!?と賛否両論の声が上がっています。
たまにイレギュラーで他ポジションが1塁を守るときにはファーストミットを使わないこともありますが、作新学院高校の場合はそうではないようです。
なぜ作新学院はファーストミットを使わないのでしょうか? 気になりますよね。
今回は作新学院高校がファーストミットを使わない理由や、ネット上のファンの反応について見てみたいと思います。
・作新学院がファーストミットや外野手用ミットを使わない理由
・内野手グローブは何がいいの?
・作新学院の全守備が内野手用グローブ使用に賛否両論の声
作新学院がファーストミットを使っていない?!と話題に
作新学院高校は9年連続甲子園出場、全国優勝回数3回の超・強豪高校です。
そんな作新学院高校は、1塁手・外野手が内野手用のグローブを使用していることが話題担っています。
作新学院のファースト、グラブがファーストミットじゃない⁉️背番号3だから正規のファーストだと思うけど…。
— DAISUKE (@DcmrdSatoh) August 16, 2019
なんで作新学院のファーストはファーストミット使わないんだ
外野手も小さいグローブ使っとるしチームの方針なんかな— いろはひろや (@irohahiroya) August 11, 2019
その画像がこちら。
1塁手(背番号3番)中島義明選手のグローブが明らかにミットではなく小さい内野手用のグローブであることがわかるかと思います。
普通なら1塁選手はサイズが大きくて捕球しやすいように作られたファーストミットを使うはずですよね。
ですがこれにはさすが強豪校ならではの理由がありました。
作新学院がファーストミットを使わない理由が深い!
作新学院高校がファーストミット・外野手用グローブを使わない理由は
・内野手グローブの方がファーストミットや外野手用グローブより軽いため速く走れる
・それによって守備範囲が広がる
からだそうです。
なかなか斬新ですよね!
作新学院高校の小針崇宏(こばりたかひろ)監督は筑波大学を卒業後に23歳で監督に就任し、今年で13年目ですから監督としては若手です。
ですが若手とは言え筑波大でスポーツ科学を学んできた分、昔ながらの固定概念にとらわれずに理論的に効果的な手法を取り入れているのだと推測されます。
「1塁手はファーストミット」といった固定概念に縛られずに勝ちを目指すところに、全国大会常連校の強さが垣間見れると言えるのではないでしょうか。
作新学院はいつからファーストミットでなく内野手用グローブを使っているの?
作新学院は少なくとも2016年の時点ですでに全守備選手が内野手グローブを使っていたことがわかっています。
作新学院はファーストミットしてないねw #高校野球 #作新学院 #明徳義塾
— 桜通いずみ (@kozukozucutter) August 20, 2016
そしてなんと2016年は作新学院が3度目の甲子園優勝を果たした年です!
2016年の優勝時に小針崇宏(こばりたかひろ)監督はグローブの使い方について公に言及はしていないようでしたから、もしかしたらあまり知られたくない秘訣なのかもしれませんね・・・!
「ファーストミットや外野手用グローブを使わないで内野手用グローブを使う」という手法で既に全国優勝を成し遂げているわけですから、効果はテキメンなのでしょう!
ちなみに作新学院がファーストミットを使わない(内野手用グローブを使う)ことは周囲には普通に知られていることのようです。
●作新学院・2016年の投稿(甲子園・優勝年)
●作新学院・2017年の甲子園での画像
●作新学院・2018年の甲子園での外野手画像
ファーストミットや内野手グローブの大きさはどれくらい違う?
ここで気になるのは、ファーストミットと内野手ミットの大きさはどれくらい違うの?ということですよね。
ということで、作新学院高校でも使用されているウィルソンのグローブを参考に調べてみました。
左が1塁手用のファーストミット、右が内野手用グローブです。
そもそもファースト「ミット」というくらいですから、明らかにサイズが違うことがわかります。
ここまで大きさが違えば、小回りが聞いたり走りやすさが違うことは想像がつきますよね!
他にファーストミットや外野手用グローブを使わないチームや選手はいるの?
調べたところ、作新学院高校のようにファーストミットや外野手グローブを使わないチームや選手はあまり前例がないようです。
プロ野球では過去に他ポジションの選手が一時的に1塁を守る時に使いやすいグローブのままでプレイすることはあったようですが、1塁定着の1塁手としてはほぼ前例がないようでした。
作新学院のようにファーストミットを使わない“前例が少ない”理由は主に3つあると考えられます。
・1塁手は他のポジションに比べてボールを捕る回数が格段に多い
・1塁手は他のポジションに比べて動き回る可能性が低い
・ファーストミットは取りこぼしを減らすために面積が広く長く作られている
そもそも「1塁手のためにつくられたグローブ(ミット)」なわけですから、わざわざ使わない手はないと考えるのが普通なのでしょう。
ですがもしこれで作新学院高校が4度目の全国優勝をすれば、他のチームも取り入れるかもしれませんね!
作新学院の全守備が内野手グローブ使用に賛否両論?
作新学院の外野全員内野用グローブやん!!
— 豆成海 (@y2sV3QfIbvf2GWk) August 15, 2019
作新学院のライトの人
グローブ内野手用なの?— しょーた 鷹 (@syota3720471511) August 6, 2018
なんで作新学院のファーストはファーストミット使わないんだ
外野手も小さいグローブ使っとるしチームの方針なんかな— いろはひろや (@irohahiroya) August 11, 2019
作新学院て毎年外野手も内野用グローブ使ってるけどそのせいで去年も今年も取れた打球が取れてない気がする
— 高校野球好き (@BaseballNEO7) August 11, 2019
作新学院キャッチャーとピッチャー以外みんな内野手用のグローブで試合してなかった?笑
— 本多雄太 (@66nAGD58bFhZFlu) August 6, 2018
https://twitter.com/rishin022ci/status/1026455090335338496
作新学院の横山くん、3年になった時が楽しみな選手だね。1年生で初球からあんだけ振れる選手はなかなかいない。あとは外野用のグローブだったらなぁ…。
— にいまる (@jumpbananazaka) August 6, 2018
https://twitter.com/KyonKyon0225BS/status/1026435742258495491
まとめ
甲子園常連校の作新学院高校がファーストミットや外野手用グローブを使わない理由は
・ファーストミットより小さくて軽い内野手グローブを使うことで速く走れる
・それによって守備範囲が広がる
からでした。
作新学院高校の「ファーストミットを使わない」戦略が功を奏するのか?
引き続き動向を追っていきたいと思います。