日本には年々自然災害が増えてきていますよね。
特に夏から秋にかけての台風では暴風雨や高波、思わぬ土砂災害などで多くの方が命を落としています。
近年はネットの発達により自治体が瞬時に避難勧告を出すことが以前に比べると容易になりました。
とはいえ、非難って言っても何を持っていけばいいの?と思う方も少なくないと思います。
この記事では気象庁の「自分で行う災害への備え」を参考に
大型台風や自然災害の影響で万が一避難指示が出た時に最低限持っていきたい持ち物リストや注意事項をまとめました。
・大型台風や自然災害による非難指示で最低限持っていきたい持ち物リスト
・注意事項
大型台風で非難する時の持ち物は何が必要?!いざという時のリスト
台風や大雨などで非難が必要になった場合のために、気象庁が避難時の持ち物リストの一例を公表しています。
そのリストを参考にし、例として3日間分程度の最低限の持ち物リスト2パターン
①3人家族
②3人+小さい子供や高齢者がいる場合
を考えてみました。
なお、すべてが急に用意できるものではありませんので、日頃から非難バッグをつくっておくことをお勧めします。
特に充電式の電池やポータブル充電器は重宝しますので手に入れておきたいですね。
なぜなら今やスマートフォンは電話・メールだけでなく、地図や天気予報・方位磁針として使えたり情報収拾には欠かせません。
ですがいざという時に充電が切れてしまっては意味がありませんので、充電器の確保は重要です。
例1:3人家族
・飲料水(2ℓx〜6本)、タンク
・乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰など火のいらない非常食:3人分x9食分
・ホッカイロ(たくさん)
・笛やブザー
・現金(小銭も)、クレジットカード、預金通帳、印鑑、健康保険証など、身分証明書
・歯ブラシ
・トイレットペーパー、生理用品
・携帯電話、充電器(ポータブル充電器)
・着替え、下着(2〜3着x3数分)
・靴(サンダルNG)
・新聞紙かレジャーシート
・タオル(大・小x人数分)
・毛布:3人分プラス予備
・はさみ、缶切
・簡易食器や鍋、水筒、箸(最低1膳)
・食用ラップ(お皿や鍋に巻いて洗い物を減らせる)
・懐中電灯、ラジオ、電池(充電式)、マッチやライター
・手袋、マフラー、雨具
・ティッシュ、ごみ袋
・防災頭巾やヘルメット、ペン
・常備薬、救急バッグ、シップ、マスクなど
例2:小さい子供がいる家庭
※上記にプラス
・粉ミルク
・紙おむつ
・ベビーパウダー
・哺乳瓶
・抱っこ紐(ベビーカーはNG)
・赤ちゃん用着替え
・おしりふきウェットティッシュ
・子供用おもちゃ、筆記用具
上記以外に可能なら持っていきたいもの(避難が長引く場合)
・家や車の予備の鍵
・カセットコンロ&ガスボンベ
・クッキングシート
・虫歯予防ガム
・栄養補助用サプリメント
・新聞紙(防寒用、簡易トイレなど)
・笛
・ロープ、ガムテープ
・風呂敷やさらし
・ダンボール
・寝袋
・多機能ナイフ
・清涼飲料粉末
・ハンドクリーム
・使い捨てラテックス製手袋
・キャンプ用テーブル、椅子
・テント
非難準備や持ち物バッグを作る時の注意事項は?
1、日頃から最低限の非難用持ち物バッグを用意しておく
「非難」という状況は災害が発生した時の最終段階と言えます。
非難が必要になってから持ち物を用意するようでは万全の状態とは言えません。
台風や暴風雨などはまだ事前に予測ができるものの、地震などの災害は予期できませんよね。
非難用持ち物バッグはいざという時のために日頃から用意しておくことが大切です。
2、非難の際は両手が使える状態にしておく
非難用の持ち物を入れるバッグの形も重要です。
いざという時に両手がふさがっていると、頭部を守ったりなどの危険回避ができません。
・バッグはリュックサックやバックパックを使う
・雨が降っている場合はポンチョやレインコートを使う(傘はなるべく避ける)
を心がけたいところです。
3、非難場所・経路(ハザードマップ)を事前に家族で確認しておく
もしもという時に家族みんなが一緒にいるかどうかはわかりませんよね。
携帯電話が通じるからと高を括っていると、災害時にネットワーク障害で連絡が取れないという事態にもなり得ります。
普段から事前に非難場所や経路について話し合っておくことは重要です。
4、非難までの家の中・外のでの備えを確認
自然災害が起こった時の「非難」という段階は最終段階です。
それまでの待機中には窓や雨戸はしっかり鍵をかけ、可能なら補強した方が良いでしょう。
雨風による被害への備えはもちろんのこと、避難中を狙った悪質な空き巣被害に遭う可能性もゼロではありません。
なお、風が強くなってから屋根には絶対に登らないでください。
意外と多くの方が台風直撃前に屋根からの落下が原因で亡くなっています。
5、その他非難前にできる家の中・外の備えでできること
続いて台風直撃前に余裕がある場合はチェックしたい項目です。
・側溝や排水溝の掃除をして水はけを良くしておく
・外の吹き飛ばされそうなものを家の中にしまっておく
・ガラス窓にフィルムを貼って飛散防止、カーテンやブラインドを閉める
・浴槽に水を貯めておく
・玄関(出入り口)付近に落下したり倒れたら危ないものを置かない(棚・割れ物など)
まとめ
今回は台風や自然災害などで非難時に必要な持ち物リストや、準備の段階での注意事項をまとめました。
避難勧告がでてから用意するには無理があることがわかったかと思います。
キーは事前の情報収拾ですので、自分の住むエリアへの影響をこまめにチェックされてくださいね。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。