ひと昔前に「ラッスンゴレライ」のネタで一躍有名になった吉本のお笑い芸人8.6秒バズーカですが、突然見なくなってしまいましたよね。
なんと「テレビに出ちゃいけない芸人」とまで言われていました。
その理由はどうやら「8.6秒バズーカ」というコンビ名や「ラッスンゴレライ」のネタが「戦争をもとにしていて怖い」「反日だ!」と噂が立ったために干されてしまったそうです。
とはいえ、筆者には8.6秒バズーカやラッスンゴレライの本当の意味は全く怖くありませんでした。
今回は8.6秒バズーカやラッスンゴレライの意味は怖いのか?暴露動画や原爆・戦争や反日疑惑の真相についてご紹介します。
8.6秒バズーカのラッスンゴレライネタとは?
8.6秒バズーカプロフィール
はまやねん(左)
誕生日:1991年03月10日
身長/体重 170cm /80kg
血液型 A型
出身地 大阪府吹田市
田中シングル(右)
誕生日:1991年02月26日
身長/体重 173cm /57kg
血液型 B型
出身地 大阪府吹田市
2人は中学生の同期で2013年に吉本興業の養成所に入所しています。
デビュー1年目(2014年12月)に披露したラッスンゴレライのネタが空前絶後の大ヒットを記録。
▼ラッスンゴレライのネタ動画
そこからデビュー1年目にも関わらず
・よしもと史上最速でDVD発売
・Youtube2200万回以上再生
・吉本史上最速でなんばグランド花月単独ライブ
・なんばグランド花月900席が満席
・チケットは2時間で9000以上の申し込みが殺到
・3ヶ月後にデマがきっかけでテレビに出ちゃいけない芸人・反日芸人と言われ干される
というまるでジェットコースターのような芸人デビューを経験しました。
なお干されてしまった原因について次項からご紹介していきます。
8.6秒バズーカがラッスンゴレライの由来が怖い?反日疑惑が勃発
「ラッスンゴレライ」が流行った当時(2014年末)、パッと意味がわからないため由来が気になる人がたくさんいました。
8.6秒バズーカの本人たちが由来や意味を明かさなかったがために、ネット上では推測や悪意のある意味づけが横行。
「由来が戦争や原爆投下からきているだなんて怖い」「反日だ!」と批判がどんどん広がってしまいました。
事の発端は2015年2月11日付の2ちゃんねるで
8.6秒→8月6日
バズーカ=爆弾
8月6日の爆弾=原爆 これまじ?
という書き込み。
その後2ヶ月あまりで26万件もの批判が殺到し炎上。。
炎上内容をこちらにまとめました。
・8.6秒=広島原爆が落とされた8月6日
・ラッスンゴレライ=原爆投下の号令「落寸号令雷」
・ネタのセリフ「ちょっと待ってちょっと待って」=爆撃機チョットマッテ号(←実在した)
・「説明しろと言われましても意味わからんからできませーん!」は原爆投下に対して日本政府が国民に説明できなかったことを意味
・赤い衣装は血塗られた服装を表現
・お揃いのサングラスはマッカーサーを意味
単なるネット上の噂には止まらず、テレビ出演した番組スポンサーにまでクレームの電話があったり、週刊誌にまでデマ画像が掲載される事態に発展。
▼落寸号令雷という造語にも関わらず画像編集してデマが出回った
この手の込んだデマ記事を報道を通して知った本人たちまで信じててしまったそうで「知らなかったにしても、とんでもないことをしてしまったんだ」と思ったそうです。
この3ヶ月たらずの出来事を振り返り、戦争や原爆、反日疑惑について8.6秒バズーカの本人が回答した動画をご紹介します。
8.6秒バズーカがラッスンゴレライの意味・暴露動画
2018年1月19日に公式Youtubeページに投稿された動画
8.6秒バズーカ(コンビ名)の由来
8.6秒バズーカというコンビ名が生まれた経緯は
・漢字と数字とカタカナを入れたいと思っていた
・0.8秒と衝撃というバンドが好きで○。○秒ってかっこいいと思っていた
・中学校に立ち寄った時50mレーンがあってこれ測ってコンビ名にしようとなった
という安易なものだったそうです。
その後友人から8.6は戦争を連想させるけど大丈夫?と言われたそうですが、当時は特に気にしなかったとか。
あとあとにとんでもない事態になるとは本人たちは想像もできませんよね。。
ラッスンゴレライの意味は「ナイ」?
先に結論を言ってしまうと、ラッスンゴレライの意味は「ない」んだそうです。
拍子抜けですが、もっともらしい理由があればここまでデマが広まらなかったのかもしれません。
ですが、「意味がない」ことを証明するのは難しいですよね。
そのことからデマからどんどん拡大し収集がつかないまでになってしまいました。
ラッスンゴレライが生まれた経緯
ラッスンゴレライが生まれたのはネタ決めに煮詰まってた深夜2時頃に田中シングルが相方を笑わすために思いつきで意味のない言葉を発したのがラッスンゴレライだったそう。
そこから深夜2時のテンションで2人で爆笑しながら、この有名なラッスンゴレライのネタができあがったとのことです。
▼ラッスンゴレライのネタ動画
これが本人たちがびっくりする程にに大ブレイクし、よしもと史上最速でDVDをリリースしたり単独ライブで1000人近くを集めたりする空前の大ヒットとなりました。
衣装への反日疑惑の真相
8.6秒バズーカは全身赤に黒ネクタイ、サングラスが定着していますよね。
このサングラスや衣装に対しても戦争・反日に関連づけられたデマが広がりましたが、それに対しては本人たちは以下のように答えています。
・赤い服と黒いネクタイはたまたまH&Mで目立つからいいじゃんと手に取った
・サングラスはデビューしたてで目が泳いでしまうのを隠すためにつけた
正直、答えとしてはパンチがなく、これも同じくあとになっては証明もできないからこそ受け入れてもらえなかったのでしょう。
こじつけからのこじつけのデマの方がいかにも本当のように出回りデマの方を信じる人が多く出たことで、批判は収まりませんでした。
はまやねんの過去のツイートへの批判
とはいえ、ここまで広がったのには一つ大きな理由がありました。
8.6秒バズーカのはまやねんが、養成学校に入る前に投稿したあるツイートがデマを後押ししてしまいました。
そのツイートがこちら。
もう日本ヲワタ。
中国とロシアに一気に攻め込まれる(笑)
植民地ぷぎゃあ
このツイートが「反日」と捉えられたことで、上記でご紹介したデマに真実味を持たせ「反日」のレッテルを貼られてしまったんですね。
このツイートについては動画内でもはまやねんは謝罪をしています。
ツイートの真相としては、「政治のことをよく知りもしないのに知識があるぶって投稿してしまった」とのことです。
不本意ながらも考えなしにしてしまった行動があとあと明るみに出て自分の首を絞めてしまうといういい例となってしまいましたね。
8.6秒バズーカのラッスンゴレライデマに対するネット上の反応
「8.6秒バズーカーの8.6は原爆のことを表していて、2人は韓国人で、ラッスンゴレライは原爆投下の合図『雷寸号令雷』をもじった反日ギャグ」っていう、あからさまなデマを多くの人が間に受けて公式に釈明までしたの、今考えてもわけわかんないし怖いよな
— 阿呆鳥P (@ahoudorip) August 6, 2019
ラッスンゴレライのデマ広められた当事者が語ると説得力があるな。そうそう、ネットのデマはたとえ嘘と薄々感じてはいも「そっちの方がおもしろい」を基準に広まる。だから広まりはじめた時点でカウンターとして公式が「こっちが事実のソース」を提示しないとそれが事実と上書きされかねない。
— うてん。 (@uten00) August 8, 2019
ラッスンゴレライの都市伝説どう見ても都市伝説の枠でしかないのに、信じてる人多いのこわ。
反日ツイートしてたのが信憑性を強めた!って怒ってる人多いけども、デマを流すと言う行動に出たら同罪では?— みゅう (@YmD8hxAyIhzroHL) August 8, 2019
「ネタに合理的な説明をしろよ! 説明できないんだ! ほれみろデマじゃなかった」ってヤバくない?
「赤色が好き! なんとなくかわいいから」って言ったら共産主義者ってレッテル貼られるくらい意味不明では……?
というかギャグにいちいち説明いります? 意味がこもっとると思います?— みゅう (@YmD8hxAyIhzroHL) August 8, 2019
ラッスンゴレライが消えたの、単純に飽きられただけだと思ってたんだけどデマも影響してたのか…
— KABE@けーあべ (@abekoved0902) August 8, 2019
8.6秒バズーカーの消えた理由って
デマのせいなの?wwwww単純に飽きられただけだと思ったww
俺らの専門で8.6秒流行る前から
ラッスンゴレライしてて
流行った頃に飽きてたからそんな感じと思ってたら
デマかよwwww反日とかどうでもよくね??
— 胡桃澤もかまる (@moka_8129) August 8, 2019
まとめ
以上、ラッスンゴレライで大ブレイクした8.6秒バズーカの意味を暴露した動画や、原爆や戦争・反日疑惑への真相についてまとめました。
根拠がないにも関わらず何でも一瞬で情報が拡散されてしまったり、安易にSNSなどで発信したことが時を超えて注目されるなど、テクノロジーの進化に恐ろしさを覚える出来事だったと思います。
8.6秒バズーカはゼロから芸人活動を再開し、再復活を目指していらっしゃいます。
なるべく多くの方の誤解が解けることを願うとともに、過去の学びを生かして活躍していって頂きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。